パックス・ネトポヨーナ!!

 

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大体4時間ぶりです、ねとぽよちゃん2号ですぽよ!

 

今回の『ねとぽよ』は2分冊ですぽよ。

不思議ぽよちゃんが表紙の「コンテンツ篇」と、ギャルぽよちゃんの「アーキテクチャ篇」ぽよ(どちらを買っても1週間後くらいに両方の内容が統合されたPDFをダウンロードできますぽよ)。

 

「アーキテクチャ篇」には、特集2:Nostalgia―ノスタルジーの中には「放課後インターネット」というイベントのレポートが収録されています。

廃校の教室で制服を纏った女の子たち(の写真は本誌を見てのお楽しみぽよ)「あの頃」のインターネットを懐かしみながら、そこに現代的な意義を見出すための議論を行うイベントでしたぽよ。

 

参加してくれた女の子から感想のレポートが届いているので紹介しますぽよ!

ねとぽよちゃんも参加していて、イベントとしても大変に楽しかったものだったとのことで、感想が参加者の女の子から寄せられていますぽよ!ぜひご一読くださいぽよ。

 

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10月27日、新宿某所にて、ねとぽよが企画する放課後インターネットイベントが行われた。

ガラガラと音を立てて扉を開ければ、習字が飾られて、木の机が並べられている。もう卒業してしまったはずの、あの頃の教室と全く同じ風景だ。制服に腕を通し、その場にいる女の子たちみんながクラスメイトのように感じられる放課後の雰囲気の中、チャイムが鳴った。

 

『黒歴史、みんなで話せば怖くない!』

 

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教室内でくすくすと小さな笑いが起きると同時に、画面のチャットが流れていく。学校から帰ってきてから、走ってパソコンの電源を付けて、掲示板や自分で作ったサイトを開いていたあの頃がとっても懐かしい。

本当に他愛もない毎日のやりとりに夢中になっていた、あの時の私たちのインターネット。時間が経ってから気付いてみれば、なぜか遠ざかってしまったけど、あの感覚って全然失われてないんだなあ、と改めて実感させられた。

 

一時間目は、klov先生の社会科の授業。

藁半紙に印刷されたプリントが配られる。チャットも教室もだんだんと盛り上がり、まさに「おしゃべり文化」の真っ只中で、klov先生による女の子webに関する分かりやすい講義が続く。余談ではあるが、私はひそかに、先生が誰かに質問を振るたび、『当たらないように、当たらないように…』と心の中で念じながら一番後ろの席で息を潜めていた。自分の教室での振る舞いは、当時と何も変わってなかった…。無事にその場をやりすごしながら、黙々とチャットに励む。

授業終了間際にやった小テストに、自分が使ってきたハンドルネームの数やサイトの数で計算する設問があったのだが、みんな爆発的な数になっていたのは面白かった。確かに、今も昔もインターネットの中には、いろんなジャンルで、たくさんの仮面をかぶれる空間がある。

 

ここで、しばし休み時間。

とても些細なことだけど、おしゃべりとお菓子が横行する教室内は自分が6年間を過ごした女子校らしさがあって、ほっこりしたのが印象的だ。隣の席で、かつての知り合い同士であったことが発覚する瞬間を目撃した。

住んでる場所も違う、年齢も少し離れた女の子と一緒に、インターネットで同じ時間を過ごす――たったそれだけで、自分が思っている以上に長く続いていく、濃密な人間関係が作られてきたのだ。お互いの人生のキーポイントに影響し合ったりしてきたというのは、どうやら私だけではなさそうだ。

 

そして、tempest先生と学級委員長さんが前に立って、学級会が始まる。

ここからが校訓にも掲げられている、黒歴史の幕開けだ。一時間目がアーキテクチャの話を中心とするのに対して、この二時間目からはコンテンツへと話が移る。チャットや、ふみコミュ、イラスト、夢小説やBLまで、幅広く女の子webに関する話が展開していった。

それぞれが素材サイトやhtmlを使って、自分のサイトを作っていたこと。チャットや掲示板で、特に用事もないのに、一日中話し続けた思い出。好きなマンガや本の二次創作をしていたあのとき。新たな発見を求めて、リアルとは違うコミュニケーションを求めて、インターネットを歩き回ったあの頃の様々な体験が語られていく。

 

『読んでたら、幸せになれたから私も夢小説書いちゃった』
『チャットで話してた友達が東京に来るっていうから、会いに行ったりしたなあ』
『同盟のgif画像とか懐かしいね、直リン禁止です(笑)』
『友達の好きなサイトが、自分のサイトだったときは本当に嬉しくなった』

 

あの教室に集まった彼女たちが通ってきたインターネットの文化圏は私とほとんど同じだったので、初めて会った人の方が多かったはずなのに、一緒に自分と同じ思い出話が出来たということは純粋に嬉しかった。

一方で、先生たちの「えっ!?そんな体験をしてきたの?」「へぇ~知らなかった」という驚きの声と、生徒たちの「えっ!?そんなの常識じゃないの?」というまた別の驚きの声があちこちから聞こえる。

自分が当たり前のように過ごしていた空間が、実は、男性とは全く違うネットの使い方だったことはこのイベントで気付かされたことの一つだ。とはいえ、あれだけの人数が集まると、全く知らなかったコンテンツもあるし、自分は手を出さなかったジャンルの話も多くあった。夢小説派 VS BL派の議論なども、ネット上で明確になるような話ではなかったのですごく興味深い。

 

なんとなく気恥ずかしい自分のインターネットでの歴史を、数時間かけて話し続けた。

自己紹介で「趣味はインターネット」と言っていたあの頃。私はいつからか、青春と呼べるはずのあのネット体験を、マイノリティなのだと思い込んで、表には出さないようになってしまった――それは自然と「黒歴史」へと変わっていってしまったのだ。

しかし、時間が経って、自分の環境も変わった今だからこそ、女の子たちの放課後インターネットを改めて振り返ることが出来たのは新鮮だったし、楽しい空間になって本当によかった。

 

『インターネットは私たちを幸せにした』

 

当たり前すぎて忘れていたけど、あの時からずっと変わらずに、私にはなくてはならないものになっている。

 

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これを読んで先生方も「やってよかった」と喜んでいたぽよ!

このイベントで交わされた、こんな「語られざるインターネット」についての議論は、ぎゃるぽよちゃんが表紙の号に載っています。

 

このイラストが目印です。

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ねとぽよショップで「放課後インターネット」が収録されたSP1「ぎゃるぽよバージョン」が販売を開始しました

 

そんじゃーね!

 

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