(※以下、展示会の中身に触れる内容になっていますので、ご注意ください)

アロホモラ!――都会の真ん中、六本木にハリポタファンならおなじみの、あの呪文が響き渡ると扉が開いて、並んでいた人たちからは歓声が上がりました……!!

 

六本木の森美術館で、2013年6月22日から9月16日まで「ハリー・ポッター展」が開催されています。

 

キャプチャ

http://www.harrypotterexhibition.jp/

 

両親を亡くし、親戚の物置小屋で育った男の子ハリーが、ホグワーツという魔法学校に入学し、闇の魔術と戦いながら成長していくこの物語は、本が発売された翌日は学校を休む生徒がでるほど大人気でした。私も発売日の翌日は、学校をズル休みして読んだものです。

 

原作が完結して6年、映画が完結して2年。それからあとも、ずっと愛され続けているハリー・ポッター。展示会の資料を見ると、その劇中で使われた小道具や衣装が飾られていると書かれています。

 

さっそく6/22、開催初日の初回組として、この展覧会に行ってまいりました。

 

アロホモラ!

朝9時、森美術館に到着するも、すでに行列。開くのはまだ1時間後だというのに、階段まで並ぶ人々。ローブやクィディッヂの衣装に身を包んだ素敵なレイヤーさんもいらっしゃいました。

 

そして10時丁度、「アロホモラ!」の呪文とともに開場。

胸を躍らせいざホグワーツへ!!

 

ホグホグ ワツワツ ホグワーツ♪

……と会場で流れはしなかったけど、頭のなかではあの歌が流れはじめました。

 

入り口を開けて、まっすぐ進むと、左手には開けたスペースが。ふと覗いてみると、三脚の上に組み分け帽子が置いてあります。

 

このわくわく感すごい!

 

開催前日に、テリー伊藤さんが「失神した」とコメントしていたのを見かけましたが、そのくらい興奮する気持ちもわかります。

テリー伊藤が「ハリー・ポッター展」で失神「こんなすごい経験したことない」

ホグワーツに入学できるのでは……!? という気分にさせてくれます。

展示会というより、出だしはアトラクションのようでした。

 

ここはホグワーツの大広間か!?というほど立派ではないけれど、組み分け帽子の後ろに先生たちのテーブルは並んでいないけれど、ホグワーツの新一年生になったように錯覚します。

ステンドグラスの前に置いてあるボロボロの組み分け帽子を見ていると「スリザリンはだめ……スリザリンはだめ……」と目をぎゅっとしているハリーの姿を思い出しました。

 

すると、ローブを着た優しげなお姉さんが現れて、「組み分けに協力してくれる方~!」。

私も大声をあげて挙手しましたが、最初に選ばれたのはクィディッチのコスプレをしたロンでした。

お姉さん「お名前おしえてください!」

レイヤーさん「ロナルドです」

お姉さん「どの寮に入りですか?」

ロナルド(ロン)「そりゃあ、兄貴たちと同じグリフィンドールに……」

 

会場、爆笑。

組み分け帽子は希望通り「グリフィンドール!」と叫びました。

お姉さん「希望通りの寮に入れましたね!」

ロンはほっとした顔で「母さんに怒られずにすみます……」とコメントし、無事組み分け終了。

そうして次の場所に向かうと、汽車の窓をイメージさせるようなモニターが並び、そこに今まで映画ででてきたシーンの断片が流れはじめました。

 

こ、これ……! 声変わりする前のダニエル君から喉仏のでたダニエル君までが、ちょこちょこ画面に映ります。背後からも音声が聞こえ、すごい臨場感。

 

その後、真っ黒い扉が開きます。

9と4分の3番線………!!!???

 

汽車から溢れる煙。シリウスブラックの指名手配書。

す、すごい!!!

 

太ったレディーの肖像画を通り談話室へ

その後は、太ったレディーの肖像画などの絵画がぺたぺた飾られている廊下に出ます。

そういえば、ホグワーツって美術館みたいに同じ高さで等間隔に絵が飾られてるわけじゃない、雑多な空間だったなぁ、と映画で見た学校を思い出しつつ、『賢者の石』のときに初めてホグワーツを訪れたハリーの気分です。

『賢者の石』のときの衣装を見ながら、そうか、ダニエル君も昔は小さかったんだ……! と、少しだけ感慨深いです。

先生のお部屋が個性豊かで、見ていて面白かったです。

レコードのあるルーピン先生の部屋。スネイプ教授の薬草の置いてある部屋。

二次創作をするときに、原作や映画の中にある描写から情報を引っ張り出し、書かれていない所は想像で補いながら文章にしていたことを思い出し、思わず細かいところまで見てしまいます。

 

『炎のゴブレッド』のダンスパーティーでハーマイオニーらが着ていたドレスや、ロックハートの決闘服などの衣装も展示されていました。

すぐ隣でマクゴナガル先生の衣装を観察していたコスプレイヤーさん(グリフィンドールのローブを着ていました)が「この衣装はすごいよ、作りが細かい。中の布にこれをくっつけてね……」と、分析をしていました。

レイヤーさんや絵師さんなど、作品の細部の細部まで愛してる人もいるんだ、と圧倒されます。

 

さまざまな衣装が展示されていますが、エマやダニエルが着るから素敵に見えるんだろうなぁと、映画を見返したくなりました。

フラー・デラクールのボーバトンの制服は可愛いです。小鳥とか肩に止まりそう。

小鳥といえば、展示されていた不死鳥フォークスが予想より大きかったこと、グリフィンドールの剣がカッコ良かったことにも興奮しました。

 

衣装をよりもセットを見ている方が私は楽しかったです。

 

ハグリッドの小屋ではハグリッドサイズのソファーが置いてあり、女の子二人でも座れるくらいの大きさでした。そしてテーブルにあるドラゴンの卵に注目っ!

テンションが上がったのは禁断の森へ続く道ですね……!!

何やら墨? ハーブ? の不思議なにおい……!

その後に現れる闇の力の展示!!

衣装や小道具展示がメインですが、その間にちょこちょこ挟み込まれる、体験型のセットにわくわくしました。

煙を吹く汽車しかり、引き抜くと声をあげるマンドレイクしかり、妖しい匂いのする禁断の森しかり……。

 

「ねえお母さーん」「ああ、分霊箱ね」

あっという間に終わってしまったけれど、ホグワーツに入学したかったよう! という気持ちをほんの少しだけ満たしてくれる展示でした。

来ている方は私と同じ20歳前後の女の人が圧倒的に多いように見えたけれど、おじいちゃんおばあちゃんや、まだ小学生くらいの子供も来場していました。

 

小学生がガラスケースの前にはりつきレイブンクローの髪飾りやリドルの日記などを見つめていました。すると傍にいた母親が「ああ、分霊箱ね」と答え、小学生は「知ってる」と笑っていました。

ハリーポッターは、親子でも共有できる物語なんだな、なんだかほほえましいです。

 

私は初めて『賢者の石』を手に取った時、丁度10歳くらいで、ハリーと同い年でした。

小学生の頃に出会った本だから、そして、ハリーも私と一緒に年を重ねてきたから、という思い入れがあり、物語の純粋な面白さだけでなく、自分の経験や記憶も絡んだ愛着になってしまっています。

 

ハリポタ展を見に来ていた小学生は、一体何歳のころにハリポタに出会って、児童書としては少し複雑な最終巻をいつ読み終えたのだろう。

二次創作もコスプレもしなさそうなあのおばあちゃん、ハリポタが流行っていたときには、すでに大人だったおじいちゃんでも、本を手に取り劇場に通い、ハリポタ展初回にも駆けつけるのか。

 

魔法の地図を持ちかえるつもりが……。

すっかり、二次創作で盛り上がったもの、現在20歳前後の人らの思春期どストレートだったもの、というイメージを持ってしまっていたけれど、そうじゃない。改めて、作品自体が持つ魅力と、ハリポタがいかに愛されているかを思い出した一日でした。

 

展示はそこまで広くなく、あっという間に終わってしまいました。

あの衣装はどんな場面でどう動いていたっけ、あの小道具はどの場面でどう出てきたっけ、ダニエル君やエマの手元で動いている方が、ずっとずっと素敵なんだろうな……と、また映画を見返したくなってしまいました。

 

さあ、この魔法を家まで持ちかえるぜ!

 

と、お湯を入れると魔法の地図が浮かぶ、というマグカップを購入し

速攻でお湯を沸かしましたが……

魔法、通じず!!

ショップの店員さんがマグカップを渡すときに取り違えていたらしいです。

 

先ほど、もう一度、魔法を手に入れるため物販コーナーにだけお邪魔してきました。

半券があれば物販コーナーには再入場可のようです。

物販ではカード入りのカエルチョコや百味ビーンズも売っていました。

早速、地図が浮かぶ方のマグカップに交換してもらい、お湯をいれてみました。

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お湯を入れる前のマグカップ

 

P1013920

お湯を入れると、なんと地図が浮かび上がってきたのです!

 

リドルの日記から文字が浮かび上がってきたときや、忍びの地図を開いたときって、こんな気持ちになるのかな。

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