「明日のデートでケーキを食べにいきたいな……」

 

 そんなあなたが開いたサイトは――食べログですよね。食べログのおかげでデートコースに困ることもなくなりました。俺らの味方、食べログ!

 

 

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グルメ・レストランガイド [食べログ]

 

 しかし……趣味でスイーツ巡りをしているブログをみていると、どうも食べログで上位にいない店が目につきます。一体どういうこと? 食べログの東京都内スイーツランキングは本当に信じていいのか? 諸君、もっと喜ぶあの子の顔が見なくはないか!!!

 

 そこで、有名スイーツブログ「メタボギア」の管理人・ナマダさんにお声掛けして、食べログ、そしてブロガーの世界におけるスイーツ事情を確かめてきました。場所は、表参道の「ソルレヴァンテ」。ねとぽよ唯一のスイーツ男子である象徴編集長と対談していただきました。

 

 ケーキとパフェを頬張りながら、男女でスイーツ談義を繰り広げます!!

 

 

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一行紹介

ナマダ:2008年から「メタボギア」というスイーツブログを始め、スイーツランキングブログで上位に。オタクっぽさとスイーツの女の子らしさが読者をつかみ、@niftyスイーツ部のライターやテレビのスイーツ企画にも関わる。また、現在、月刊ドラゴンエイジ連載中の「みくり学園スイーツ部」でスイーツオタアドバイザーとして取材協力中。冬コミでコスプレ写真集の新刊も出るそうです(詳細

 

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大地:去年の秋からスイーツ巡りを始めたスイーツ男子一年生。食べログを参考に、東京都内を回っている。好きなお店は、イデミスギノとピエールエルメパリ。腐男子売りに続いて、次はスイーツ男子売りを狙っていると思われる。

 

なおりん:ナマダさんのスイーツブログの初期からの大ファン。司会をやってます。

 

 

まずは、ナマダさんってどんなひと?

――ブログを始めたきっかけは何ですか?

 

ナマダ 「メタボギア」を始めたのは2008年で、もう5年近く経ちました。ブログを始める前もスイーツ巡りは趣味で、自分のための記録用に作ったのがきっかけですね。

 

キャプチャ

 メタボギア

 

 ブログを始めた当初はコスプレイヤーをしていたんです。今も頼まれると少しやっているんですけど。元々、女の子を撮るために買ったカメラを、スイーツの撮影にも使うようになりました。「メタボギア」が出来た当初の読者は、スイーツ好きよりも、私のコスプレブログからの流入が多かったです。

 

――スイーツブログの方は、4年くらい前からずっと読ませてもらっています(笑)。ずっとランク上位にいますよね。

 

ナマダ コスプレブログの方が、海外の方などにも人気だったんです。そこでついた読者さんのおかげで、一気にランク上位にいったんじゃないかな。

 でも個人的には、ログとして残したいだけなので、PVやランキングはほとんど気にしませんねぇ。この前確かめてみたら、2000~3000PVくらい来ていましたけど、特に何も……(笑)。でも、タグ付けは細かく分類してます。そうしないと、あとでさかのぼるのが大変なんですよ。スイーツ関連で仕事を依頼されたときに、自分のブログをさかのぼってオススメのお店やケーキを紹介するのに使ったりもしています。

 ブログを始めてからは、スイーツマニアの友達が一気に増えましたね。あと、お店に行ったらお客さんや店のスタッフさんに「ブログ見てますー!」って声をかけられたり。シェフ直々に見て下さってることもけっこうあって「お、生ナマダだ!」ってよく言われます(笑)。で、オマケがもらえたりするラッキーがあったりなかったり……です。

 あとは新しい商品や店舗の試食会やイベントに呼ばれたりとかお得なことがチラホラと。ブログを始めて2、3年経った頃に、ウェブやテレビのお仕事も依頼されるようになりました。趣味でやってたことなのに、驚きですよね。

 

――ナマダさんなりの撮影のこだわりはあるんでしょうか?

 

ナマダ 断面を撮ったり、フォークを刺して撮ったり、すくったのを撮ったり……とにかく食感が伝わるようにしています。文章であれこれ説明するのが苦手なので、写真だけで分かるような撮り方をしています。

 

ざっくり

見よ、このザックリ感!

 

どろりっち

トローリ感……よだれがじゅるじゅる……

 

 そうすると、写真をアップするのがめんどくさいし、ネタが多すぎて更新が追いつかないんですけどね(笑)。ときどき「自分、何やってるんだろう……」と思うけど、習性だから止められません。

 

――行きつけのお店はありますか? ナマダさんは関東近辺を巡っている印象があります。

 

ナマダ 定期的に行くとなると、どうしても行きやすいところになっちゃうんですが、町田のcafe中野屋はパフェが恐ろしく美味しい。お祝いごとなどでケーキを特注するときは代々木上原のアステリスクが御用達です。ぼんやりしたイメージを伝えただけで、予想以上のクオリティのケーキが出来上がってくるのでいつも感動しています。

 

中野屋_苺パフェ祭り

cafe中野屋の苺のパフェ祭り……行きたい!!!!

 

アステリスク特注①アップ

ナマダさんがアステリスクで特注にお願いしたケーキ。( ゚∀゚)o彡゚ オッパイ オッパイ

 

アステリスク特注②

特注ケーキその2。カメラをモチーフにしたケーキ! 

 

――スイーツの評価基準は何ですか?

 

ナマダ やっぱり味ですねえ。カフェとかレストランなら雰囲気も気になるけど、基本的には味です。

 個人的には、焼き菓子とかタルトが多いお店が好き。オーボンヴュータン系は好きですね。「ここのケーキ好きだな~」と思ってシェフの経歴見たら、オーボンビュータン出身だったり(笑)。私は洋酒や香料をガンガン使ってるのが苦手で、日本人のシェフが日本人向けに作った素朴なフランス菓子が好みです。あとはエーグル・ドゥースとかカー・ヴァンソンも好きです。

 

ヴァンソン (2)

パティスリー・カー・ヴァンソン

 

エーグル (2)

エーグル・ドゥース

 

大地 エーグルドゥースは女の子に喜ばれる店って感触はあるんですよねー。

 

スイーツクラスタの生態調査

――ネットとスイーツについて考えていきたいと思います。スイーツブログって驚くほど数が多くて、いろんなジャンルがあるんですよね。

 

ナマダ ケーキだけじゃなくて、パンケーキ、コンビニスイーツ、パフェ、パン、かき氷、スイーツバイキング……と、専門ジャンルを持ってる人も結構います。私は幅広い方だと思う。

  

――雑誌・テレビとネットで、紹介されるお店に違いはありますか?

 

ナマダ まず雑誌は、新店舗、話題のお店紹介がとにかく充実しています。記者の人がちゃんと行って調べてるし、新しいお店の情報がとにかく速い。ネットにも上がってない無名店も、どこからか情報嗅ぎつけて取材依頼とかしてる。

 テレビ……は……コメントを控えさせて頂きます(笑)。信用しちゃいけません、とだけ言っておきましょう!! 大人の事情って怖いですね!!!!

 ネットのいいところは、お店がメディアの取材を拒否してても、個人で発信できてしまうことですね。あと、リアルタイムで発信できるから、期間限定の情報とか漏らさないでいられることです。ネットでの評価は、ビジネスが絡まないところでもあるのでよりリアルですが、鵜呑みにはできません。あくまでも参考程度です。

 

――ブロガー同士でオフ会とかするんですか?

 

ナマダ スイーツ好きの友達を作りたいなら、ブログ始めるより、mixiのコミュニティに入っちゃった方が早いと思う。今はmixiを使ってる人は少ないので、Facebookやスイーツ専門のソーシャルサイト(@niftyスイーツ部など)に移行してるんですけど。コミュニティのイベントには「モンブラン食べ比べ会」「ガレット・デ・ロワを食べる会」など、色々な企画があります。「一人じゃ行きにくいなー」って人が集まる「一緒にスイーツ食べ放題・食べ歩きしよう!」的な企画もたくさんあります。昔は私もあれこれ参加してましたねー。

 

エーグル

エーグルドゥースのガレット・デ・ロワ 

 

 オフ会とはまた違いますが、スイーツ関連のイベントとか、デパートの大きな催事、コンテストや発表会に行く常連さんってだいたい決まってるんですよ。有名どころだと、スイーツ番長とか平岩理緒さんとか。常連さんもなんとなくグループ化してますしね、○○組! って感じです(笑)。私はチキンだし、別の意味でOTAKUだし……なんとなく馴染めないので、ペコリ程度なんですが。大きなイベントに集まると、20代後半でも若いほうですね。

 

――アルファスイーツライターのみなさんですね(笑)。ちなみに、スイーツオタクっていったいどんな人たちなんですか?

 

ナマダ 年齢層は上から下まで幅広いですね。女性だと主婦の方々が目立ちますけど。下は、大学生から増えてくるんじゃないかな。お金がかかるから高校生はコンビニスイーツ系が限界かも。あと、おばあちゃんは厳しいかも、加齢とともに食べ歩く気力が減退していきそう(笑)。ちなみに、男性の方もたくさんいますよ。全体の割合は女性の方が多いかもしれないけど、オタクレベルが上層部に行くと男女比は同じくらいです。……男の方がすごいですよ。

 

――何がすごいんですか?

 

ナマダ オタク度(笑)。女の人はいろんな店に通うんだけど、男の人は好きなお店にずーっと通ってる。まぁ、それはラーメンでもなんでも一緒だと思うけど。

 

――確かに、いつも同じ店に行って同じメニューを頼んでる人、結構いますよね。あと、男性だと、癖のあるスイーツ好きが多そう……(笑)。

 

ナマダ 変態ばっかりですよ。

 

大地 そんなことないですよ(笑)。

 

ナマダ (笑)。あとね、スイーツマニアの人って、みんな細いの! 超細い! グルメ系ってぽにょぽにょしてる人も多いけど、スイーツ系だけはみんな細い。太ってる人いたら目立ちますよ。これはスイーツ七不思議ですね……。ちなみに、私は体型を維持するために、わざとコスプレの予定を入れてます。自戒のために。

 

大地 ヤバいっすね、スイーツ食べるためのコスプレなんですね、それはガチ感がある(笑)。

 

――体型以外にも、スイーツと美食の違いってありますか?

 

大地 美食の方が男性が多いイメージがあります。ラーメンオタクは不健康そうな男性が多いし、美食だと健康そうだけど恰幅な人が目立つって勝手な印象がある。

 

ナマダ あるある。あとは、スイーツオタクは他のジャンルに比べて平和なんです。食べ放題、B級グルメ、フレンチ、寿司、日本酒など、いろんな食べ物系のオタクの集まりがあるけど、それぞれに派閥があったり、「この店は俺の縄張りだぜ」とかあるらしい……。でも、スイーツは他のジャンルに比べていさかいが少ないですね。みんなdisらない。

 あと、パンとスイーツは似たようなカテゴリなんですけど、価格帯が一気に下がるせいかパンマニア層の一部は殺伐としてるみたいですよ。けっこうdis祭りです(笑)。

 

大地 パンは主食になるし、食べれる機会も多いもんね。スイーツは、基本的にはやらなくていい贅沢だから、優しいんだろうなと思う。

 

ナマダ みんなで一緒に楽しみましょって人が多い。

 

大地 スイーツブログはたしかに、他の美食系のブログと比べて、写真だけ載せてる人多いですよね。味についてあーだこーだ主観的な意見を言う人が少ない。

 

食べログのスイーツランキングは正確なのか

――ナマダさんは最初は何を参考に巡ってたんですか?

 

ナマダ 最初は食べログとか見てました。私はランキングごとじゃなくて、エリアごとで店を選んでました。沿線で検索するのもよし。現在地で検索するよもよし。東急東横線めぐりとかしてたなぁ。エリア検索できるのは、超便利です。あと、ブログを始めてすぐに、スイーツマニアの友達ができたので、その人と巡ったりもしましたね。

 

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毎日、カカオエット・パリの保冷バックにカメラを突っ込んで出かけているそう

 

 

――今は、ナマダさんはどんなときに食べログ使ってますか?

 

ナマダ 地方に行くときは、食べログを使います。エリアを限定して調べられるのが便利ですね。あと、地図(笑)。

 

大地 都内はどうしてるんですか?

 

ナマダ 都内だと、友達から聞いた口コミの方が信頼できるかなあ。口コミといっても、スイーツマニアたちはTwitterやFacebookで毎日のように自分の食べた甘いものを報告しあっているので、ネット上での繋がりですけどね。そもそも仲良くなったきっかけはブログってことも多いですし。ネットでの情報交換はたくさんやってます。

 

――食べログのいいところ、悪いところは何ですか?

 

ナマダ いいところは、ケーキの写真を見れるところ。写真をみれば、ここおいしそうとかは若干分かるので。あと、行列ができるとか、平日なら空いてるとか、店内撮影禁止だ、とか……実用的な情報が書いてあったりするところですね。店内撮影できるかできないかは個人的に大きなポイントですし……! 悪いところは、点数はあてにならないこと。3点ちょいでもいいお店は、たくさんある。

 

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店内で撮影するナマダさん。 

 

――点数があてにならないとすると、食べログのスイーツ上位はどんな店がそろっているんでしょうか?

 

ナマダ 主要都市のランキングに関していえば、圧倒的に人気有名店・有名シェフですねえ。食べログは、初めてスイーツ巡りする人が食べログのランキングを参考にするのには間違いないと思います。まずいところは絶対上には来てないし、これが有名なとこの味なんだって分かるし、その中で自分の好きな味はこういうのなんだなって見つけられると思う。あと、レビュアーさんの好みが一緒の人がいればその人のは参考になる。

 

大地 まさに僕がこの一年、スイーツにハマってやったことですね。シェフやお店の知名度がキーポイントになっているのも、初心者向けと考えると納得できます。食べログは、権威に弱い(笑)。

 

ナマダ 本当にそうですよ。味だけでいえば、万人受けするランキングじゃないですよ。エルメもイデミも値段は高めだし、敷居は高い。エルメはどこの店舗も上位に入ってますが、もはやブランド力ですよねー。たしかに貰ったら嬉しいです(笑)。

 他にもシェフは有名だけど、実際そんなに美味しいかなーってお店もあります。ケーキじゃなくてビジネス上手だなーってしみじみ思います。とはいえ、食べログはマニア向けのランキングでもないんですよ。メディアに多く取り上げられて、たくさんの人が行って、ある程度の評価を得ればドンドン上がりますし。逆に一般の人がホイホイ行くようなお店じゃなくてもマメなレビュアーの心をグっと掴むお店も上位にいます。

  

食べログスイーツランキングは男性優位社会だった…!?

大地 先日、食べログの去年のスイーツランキングと見比べて思ったんですけど、上位層は変わらないですよね。

 

ナマダ 男性レビュアーの影響力が強いんじゃないですかね。男性のほうが好き嫌いで点数ハッキリつけるし、そもそもこういうレビューサイトにマメに書き込むのって男性のほうが多いと思うんです。彼らのレビューが人気有名店を一気に上げて、たくさんの人が行ってみて、そこそこの評価を残していく――だから、TOP10の順位がほぼ変わらないんですよね。

 

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当日、ソル・レヴァンテでナマダさんが撮影した画像はこちらから。

 

 食べログのレビュアーはスイーツマニアだけではないです。中にはカフェやスイーツに特化した人もいますが。単にスイーツ食べたいなーと思ってお店を訪れる人が多いので、お店やシェフの人気度が重要なんだろうと思ってます。もちろん、「なんでこんなお店が上位なのか分からない」ってお店はランキング上位にはないです。ただ、女性向けや万人受けするタイプの店がどうしても上がりきらない。地方のランキングになると一気に万人受けするランキングになるんですけどね。千葉とか(笑)。地方物は皆に愛されてナンボですからねー。ブランド志向は反映されない、というか、そもそもそういうお店は大きい都市に集まっちゃうので。

 あと、メディア取材お断り系のお店も上がり切らないですよね。レビュー読んだら絶大な評価をされてたりするんですけどねw

 

大地 実はさっきから、ナマダさんが好きなお店を聞いて、もしや男女で味の好みが違うのか! って驚いていたところです(笑)。ネットの声って、常に男性が強いとは限らないのですが、「評価」とか「評論」とかそういう話になると、どんどん女性の声が埋もれていく傾向はあるんですよね。

 

――食べログの評価が、男性の舌に偏ってるところはあるんですよね。

 

大地 確かに、わざわざ食べログでスイーツのレビューを書くようなユーザーとなると、男性の方が多い気がします。実は僕は、偉そうな感じの洋酒多めのケーキが好きなのですが、それってランキング上位のお店の特徴なんですよ。イデミスギノとかピエール・エルメ・パリとか、洋酒をガンガン使って、素材を活かしてるケーキが好きです。

 

ナマダ 私とは真逆だ(笑)。

 

大地  要は、食べログのランキングは、権威に弱くて、男性好みの味が多い――まあ、洋酒好きや権威好きが多いのは、男性ですからね(笑)。季節ごととか新しいケーキが出るたびに、同じ店に何度も再訪してるレビュアーさんも多い印象があって、一箇所に通い続けるのも男性っぽいなぁと思いますし。

 

――人気度や知名度も強く反映されていますね。有名店なのに点数が低いと怖いですね……。

 

大地 TOP10のお店でいえば、個人的には、ケンズカフェがステマにみえて仕方ない(笑)。

 

ナマダ ケンズカフェは商品一点しかないんですけど、テレビでも雑誌でもネットでも取り上げられてて有名なお店になったから上がってきたんだと思う。確かに美味しいんですよ。食べたら確実に良い点数つけるから、この点数をキープしてるんでしょうね。メディアを味方につけた美味しいもの1点勝負って強いですよね。評価の下げどころがない。食べログの人気店あるある、です。

 

大地  なるほど。逆に、いいお店なのに、3.5点前後で止まっちゃう理由って何なんでしょうね。

 

ナマダ そもそも人が書いてくれないと上がらないし、値段が高すぎると伸びにくい。ブランド名があれば高くても関係ないんだけど、よく知らない店で値段高いと、不安。地味に美味しいお店は食べログでも地味に評価されています。

 

大地 食べログはコスパも評価基準に入ってますもんね。あと、距離や場所は意外と関係ない、というかむしろ、遠い方が点数も上振れしてる印象がありますね。

 

ナマダさんおすすめ、東京のスイーツ10店

――ナマダさんがおすすめする、東京都のスイーツ店を教えてください!

ナマダ そうですね。以下のお店でしょうか。

 

セシル (7)

セシル エリュアール

アミティエ (2)

 

パティスリーサロン・ドゥ・テ アミティエ

エーグル (3)

 

エーグルドゥース

 

Faon (2)

 

パティスリーFaon

ア・コテ

ア・コテ パティスリー

 

あと、カテゴリ的にはパン屋さんですけど「パリの空の下」! パンもケーキもネ申です!

パリ空 (2)

パリ空

パリ空は平日だと13時くらいに完売することもあるほどの人気店。

 

――ちなみに、大地さんのベスト10は(笑)?

大地  誰も興味ないだろうからいいよ(笑)……とか言いつつ挙げると、以下ですね。まさに権威とパンチに弱い幼い男の舌のランキング、という感じですが。

 

 

 もう食べログ都内上位って感じで申し訳ないのですが(笑)、個人的に焼き菓子はあまり好きでないのと、ナマダさんに名店を上げていただいたということで、クリームとかムースガンガンな感じで挙げてみました。特に上位3店舗の、エルメのセレスト、イデミのメルベイユ、ラ・メゾンのトラヴィアータは、個人的には別格ですね。基本的にはパンチの効いた甘みが好きなんで、パッションフルーツとか桃とかうまく扱われるともうだめですね。上位3店舗以降は、むしろ和菓子のほうが好きです。越後屋若狭の水ようかんの品格は、マジですごいです。和食のいいものは基本食べている時よりも、食べ終わったあとにじわじわ「ああ美味いもの食べたなぁ」となるんですよ。いくらでも食べられる淡い味わいと、食べ終わってから長く続く幸福感がすごいです。あと、最後の2店は、見た目を重視して選びました。味はそれほどでもないのですが……。

 

――さすが、男性。しゃべりますね(笑)

 

大地 ついでに、ちょっと電波なことを言うと(笑)、スイーツって味に品格とか人格が関わってくる世界なのかなって思うんですよね。いやらしい甘さって、食べると分かるじゃないですか。個人的には……知り合いに好きな女の子が何人もいるので名前を出すと怒られそうだけど、ラデュレはそうだと思ってます(笑)。素材はそりゃいいの使ってるんだろうけど、「なんか見た目と雰囲気で騙しにかかってないか……?」と思う。イチゴのケーキは見た目が面白いし、まぁ味もそこまでいやらしいと感じない素材だけど、ピスタチオとかになるともう、そこはかとなくいやらしさを感じる。

 スイーツって、単にいい肉を上手に焼いて出す、みたいな素材の美味しさだけじゃ押しきれなくて、作り手の作家性や人格が味に露骨に関わってくる気がします。そういう意味では、それを味わう方も試されると僕は感じていて、日々精進してます(笑)。

 

――食べログが導入されて、一番変わったことは何でしたか?

 

ナマダ 食べログが始まっちゃったせいで、お店側がレビューを書かれることに敏感になってきちゃった……。評価は色々あって良いと思うんですけど、中には妙な言いがかりみたいなレビューもあったり。あと、ランキングが上がったせいで変に行列ができちゃって、常連さんを大切にできなくなるのが嫌だなぁと思ってるシェフもけっこういますよね。

 レビューの内容にしろ、写真に撮り方にしろ、マナー悪い人が目立ってきちゃって取材拒否とか写真ダメっていうお店が多くなっちゃったのが悲しいですね。私は“撮って食って”のリズムが好きなので、ほんと写真撮れないと悲しい。いや、美味しければ満足なんです……なんですけど、こんなに美味しいのに記録しておけないなんて……って心残りが(笑)。テイクアウトだと崩れちゃいますしねー。食べログが入ってくる以前から、個人のブログやホームページなどでのネット上の口コミは存在してましたけど、ブログの影響だけではここまでならなかった気がします。

 

大地 食べログという便利なデーターベースの良し悪しですね。

 

――それでは最後に、ナマダさんにとってスイーツとは何ですか?

 

大地  どんな質問だよ(笑)

 

ナマダ えっ……えっと、性癖ですぅううううう……!

 

――今日は楽しいお話、ありがとうございました(笑)!

 

 

 

 ※ 今回の記事には、ナマダさんのスイーツ写真をご提供いただきました。
 
 
 
 
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