みなさん、新年あけましておめでとうございますぽよ!

 2013年はウェブに電子書籍、イベントなどさまざまな活動をしてまいりました。今年は、もっとインターネットでわいわいしていきたいと思います。ねとぽよをよろぽよお願いします。

 そういえば、みなさん。すっかり忘れているかもしれませんが、年末にこんなpostが出回ったのを覚えていますか?

 

 

 2013年12月31日。ねとぽよちゃんは、コミケ終わりで燃え尽きたオタクのお兄さまやお姉さまを横目に、増上寺にお焚き上げをしにいきました。新年を心新たに迎えるべく、みなさんがインターネットで培った黒歴史を成仏してきたぽよ!

 

ネットの黒歴史を、集めてみた

 

 実は、大晦日の一週間前から動き出した企画だったので、実際に黒歴史を募集していた期間は4〜5日でした。ぐぬぬ。にも関わらず、ネットユーザのみなさまから寄せられた黒歴史は、全部で24個(すごい)。みなさん、苛烈な黒歴史の数々を、ありがとうございました。 

 というわけで、

 

s-表紙と一枚めくり

 

印刷しちゃいました。

 

s-黒歴史散らせ・ぺぱぽよ

刷り出すと、けっこうかさばる。今冬のコミケでは、ぺぱぽよ3を販売していたよ! そのうちウェブでも出すかも。

 

  どんな黒歴史が集まったのでしょうか。ちなみに、ねとぽよちゃんもねっとぽよくたちも、伊達に「ネットの平和を守る市民団体」を名乗っているわけじゃありません。「そんじょそこらの黒歴史なんか、かすり傷にもならないぜ」――実質はキメ顔でそういっていました。親には内緒のヤバい話くらい、日常茶飯事ですぽよ。

  日常茶飯事だったはずなのに……! 投稿してくださったエピソードは、ねとぽよちゃんの想像をはるかに上回っていました。

 

「チャHで高級アバターを貢いでもらった」

「メンヘラサイトに影響されてリスカupしたけどいまいち」

「ブログのコメント者に7年間片想い」

「恋人とはてなグループ(非公開)」

「10歳でオリジナルAA投稿に目覚めた」

「深夜に学校へ忍び込んでエロサイトめぐり」

 

 どれも、大変に業の深いものが目白押しでした。すばらしいですぽよ……みなさん、ありがとうございました。

 

s-黒歴史(ブログ片想い)

「中2時代にブログにコメントくれた女性(会ったこと無し)のことが、つい最近まで7年間ずっと好きでした!」

 

s-黒歴史(ジャニタレ)

「中学生の頃、本気で松本潤くんと付き合う気でいた」という女の子ウェブユーザーの子の黒歴史。

 

s-黒歴史(オリジナルAA)

「2ちゃんねる大王」を見て、AA作りに目覚めるという、ぐっと来る思い出まで

 

ちなみに、今回集めた黒歴史は、SlideShareで全部読めるようにしました。

✝ねとぽよ年末企画✝ 黒歴史御供養

全貌はこちらから。苦手な人は回れ右!

 

増上寺に、成仏させに行ってきた

 

 集まった黒歴史を全部読んだ編集部一同「これは、供養せねばだね……」

 

 というわけで、大晦日を迎えたねとぽよちゃんは、黒歴史たちを抱えてお焚き上げをしに行ってきました。

 今回伺ったのは、浄土宗大本山増上寺。室町時代に天台宗から宗旨替えしてから、620年も続く、大変に由緒あるお寺です。江戸期には徳川家の菩提寺ともなり、様々な歴史ドラマの舞台となってきたそう。関東にふたつある大本山寺院のひとつです(もうひとつは神奈川県の光明寺)。

 毎年、「浄焚会(じょうぼんえ)」といって、古いお守やお札、破魔矢などを供養する法要を開いています。

 おそるおそる問い合わせると、「例年、大晦日の23時からお焚き上げを開始しています。その日はずっと受付していますから、いつお越しくださってもかまいませんよ」とのこと。

 みんなで紅白を観ながら「イェーガー!」って叫んで、「潮騒のメモリーズ」にうっとりしたあと、三人のぽよくたちと、わいわいしながら行ってきました。

 

なぜか遠近法で描かれた案内地図。御成門駅構内にて

 

 駅を出ると、とても寒い。もう、23時だからね。

 車通りはまだ多いけれど、街は寝静まったかのように、しんとしていました。通行人の話し声や、エンジン音まで聞こえるほどで、立ち止まって写真が撮れるくらいに歩道も空いています。年の瀬のお参りを済ませた若者たち、おばさん友達の集まり、カップル、家族連れなど、いろんな人たちが増上寺の周りに集まっていました。

 

s-お寺の前の通り

お寺の脇道はこんな感じ。東京タワーがよく見える。

 

 駅を出て右手へ歩くと、すぐに東京タワーが目に入ります。通りの向こうに見えるコンビニの明かりの方に目を向けると、お寺の門を発見しました。お寺が近づくにつれて、辺りも騒がしくなってきます。

 

s-道すがらのホテル

すぐそこが東京プリンスホテルだよ  

 

 正門前は、初詣の参詣客でいっぱいでした。お年寄りは意外に少なくて、若者たちがわらわらしています。スマホを手に、写真撮影をしている人たちがたくさんいました。

 

s-増上寺正門

正門はそこまで混雑してなかった

 

 そして門をくぐると、黒山のような人だかりに驚かされました。年末のこんな時間に、こんなに人がいるのかぽよ!?

 道中には、屋台がずらっと並んでおり、テンションが上がるぽよくたち。焼き鳥にステーキ、ケパブ、甘酒、年越し蕎麦、クレープ、牛すじの煮込み、石巻産の牛タン串も……。じゅるるる、よだれがとまらんぽよ!

 

s-正殿前大通り

増えつづける参拝者と、立ち並ぶ屋台の数々

 

 とにもかくにも、浄焚会の受付を探しに、ひとまず順路を進みます。列を割っていけば、どうにか先へ行けるくらいの混雑。人混みをすり抜けて奥へ、奥へ向かいました。

  ちなみに、大晦日の参拝客にはカップルと外国人が多いのです。カップルはともかく、外国人は意外な感じがしませんか?

 聴こえてきた言葉は、中国語、英語、スペイン語(?)など。アジア系の人から北欧系の人まで、いろんな人が集まっていました。中には、ディズニーの耳つき帽子をかぶった人や、「ハッピーニューイヤー」なんて書かれたサングラスをかけた人も見かけました。このお寺は日本的なテーマパークの一つだったのかぽよ……。ねとぽよちゃんは日本の新しい一面を目にしました。

  それにしても、みんな写真を撮っていますね。初詣待ちの暇つぶしか、facebookにupするのか、集合写真を撮っている人たちもあちらこちらで見られました。

 純度100%の年末感。

 

s-正殿と東京タワー

夜空とのコントラストがきれいだった

 

 やっと正殿前の階段まで辿りつくと、建物と東京タワーが一枚の写真に収められるくらい近くに見えました。まぁ撮るよね。見上げるよね。で、正殿からタワーへ目を移すと、煙がもくもく。お焚き上げやってる!

 

s-タワーをバックにお焚き上げ

どこにいても見下ろしてくる、東京タワー

 

 受付を探します。境内で年明けを待つ人々を尻目に、辺りをうろうろ。お焚き上げの炎をぐるっと廻りこんだ奥手に受付が見つかりました。

 

s-浄焚会受付に女子

大文字の「浄焚会」と、ポータブルな「黒歴史」

 

 さっそく列に並んで、紙束を見せます。

「ニュースサイトをやっている者なんですが、ネットユーザのみなさんの煩悩が生み出した、恥ずかしい過去を供養して頂けませんか……

  受付のお坊さんは40代くらい。低くて、太い声のおじさん。ちょっと驚いて、だけどその顔はすぐ微苦笑に変わって、

 「かまいませんよ(察し)。お受けとりします」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!

 

s-お坊さんに手渡し

快くお受けとりいただけました

 

 お渡しして、あれこれ質問させていただきました。お坊さんは話しながら、「紙面に出力された私たちの黒歴史」をぱらぱらめくって、「へぇ~」「ほほぅ」とニヤニヤ。

 

――「浄焚会」は、どういう意味合いの行事ですか。

僧侶 お持ちいただいた仏具などを、その持ち主の、一年の煩悩を寄せたものとして、まとめてお焚き上げして、供養しているんですよ。

――やはりお守を持ち込む方が多いんですか?

僧侶 ふだんは、お守りやお札を参拝者のみなさまからお預かりして、供養しています。原則は、そのお守りをもらったお寺(の仏様)へ渡すのがいいのだけれど、特に選り分けなどはせずにお受けとりしていますね。

――例年は、どれくらいの数を供養していますか。

僧侶 毎年正月三ヶ日はやっているけれど、今年は例年より少ないですね。

――なるほど、ありがとうございました。私達がお納めしたものは、若いネットユーザーのみなさんが、心にしまっていた苦い記憶たちです。どうぞ成仏させてあげてください。

僧侶 しっかり目を通してから、お浄めしますね(ニヤリ)

 

s-お焚き上げ01

見ろよ。これ、全部黒歴史なんだぜ……(違う)

 

 受付を終えて、ねっとぽよくたちが絵馬の柄を選んでいるうちに、2013年が終わりました。新年を迎えた瞬間に、どこからともなく風船が飛んできて、東京タワーが点滅して、歓声と拍手が湧き上がりました。ちょうど目の前にいた、絵馬の売り子さんと新年のご挨拶となりました。

 

s-東京タワー2014アップ

新年になった瞬間の、東京タワーのいなせな演出

 

 さて、選んだ絵馬にはみなさんから集めた黒歴史を凝縮してみました。フフフ、怖いか?

 

s-黒歴史絵馬アップ

カッとなってやった。後悔はしていない

 

s-絵馬吊るしたー

燃やすのもしのびなくてさ……吊るしておきました

 

 これにて、ねとぽよ年末企画「インターネットの黒歴史供養」の使命は終了です。ねっとぽよくの三人、ついてきてくれてありがとうぽよ!

  使命が終わったので、おみくじを引いてみた。大吉ヽ(=´▽`=)ノ

 今年もいい年にしたいぽよ!

  年末ダイヤの地下鉄で帰宅して、遅めの年越し蕎麦を食べたのでした。

 

黒歴史供養を終えて

 

 元旦の透き通った空気と、わいわいした人混みのなかで、「黒歴史って、供養すべきだったのかな……」と、そもそもの疑問が湧いた私たちでした。

 というのも、帰りの電車を待つあいだに、夢小説マスターのAさんは「でも、夢小説は黒歴史じゃないですよ。未来にもつながりましたもん」と、つぶやいていたのです。そういう彼女がすごく輝いてみえたのです。

 まじそれな。ウチらねとぽよだし。やっぱり私たちがインターネットでしてきたことって、くっ、黒歴史じゃねーし! ウチらの文化だし! 私たちがネットで戯れたことは、大切な文化となっていきます。そのときの願いは、いつか現実になるでしょう。いや、現実にするのが、ねとぽよの使命です。この黒歴史供養で、みなさんの気持ちが晴れやかになっているといいなと願うねとぽよちゃんでした。

 

 んっ、ねとぽよちゃんの黒歴史?

 そんなのあるわけないじゃないですか(迫真)

 全部大切な青春に決まってるじゃないですか(キリッ

  というわけで、ねとぽよは今年も、みなさまが黒歴史だと思っているかもしれないネットの貴重な文化たちをたくさんもぐもぐしていこうと思います。2014年もねとぽよの市民活動に、よろしくお付き合いくださいぽよ!

 ねとぽよは、へいわしゅぎをひょーぼーします!

 

 

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ねとぽよちゃん

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